自分よりも稼いでいる人を見た時、
一部の人たちは「絶対に嘘だ」とか、
「こいつは成功者じゃない」とか、
否定をしてしまいがちです。
これは相手の現実を知ったことで、
自分の快適ゾーンが破壊されて、
そこに対して認知的不協和が発生し、
脳がそれを戻そうとしているからです。
相手の実力を認めてしまうと、
自分のこれまでの常識が壊れてしまうので、
脳のホメオスタシス(現状維持機能)的に、
相手を認めづらいのです。
(少し専門用語が出てきましたので、
理解しづらかったかもですが、
2回3回と読めば理解できると思います。
理解できなかったら5回読んで下さい。)
ただ相手の実力を否定してしまうと、
相手の生きている世界を認められず、
自分はその世界に行けなくなります。
もっと分かりやすく言えば、
今の自分では稼げない金額を
稼いでいる人を否定してしまうと、
自分はその金額を稼げない。ということです。
なのでもしも自分よりも
多くのお金を稼いでいる人に遭遇したとして、
その人と同じぐらいの金額、
もしくはそれ以上を稼ぎたいと思ったら、
相手の実力を否定するのではなく、
現状で悔しさを感じたとしても、
相手の実力だけは認めたほうが良いです。
相手の実力を否定して、
相手の生きている世界を批判してしまうと、
自分の常識、現在の快適ゾーンを
維持してしまうことになります。
そのままだと今の生き方を
いつまでも抜け出せませんから、
もしも現状でお金に苦労している場合は、
これからも貧乏になる可能性が高いです。
金持ちに憧れる人は多いですが、
そういう人の中には、
金持ちに嫉妬して、
批判している人たちもいます。
ですがそうやって金持ちを
批判している限りは、
いつまでも金持ちになれません。
金持ちになりたいと思ったら、
金持ちたちの生き方を認めて、
金持ちたちの稼ぎ方を認めて、
そこに進む必要があるのです。
いつまでもSNSで資本主義に対して
ギャーギャー言って騒いでるようでは、
いつまでも金持ちにはなれん。
ってことですね。
他人の実力を認められないのは、
自分の中に「〇〇な人はこうあるべきだ」
みたいな思い込みがあるからです。
その思い込みと相手が
ずれた行動をしているから、
相手を認められないわけです。
例えば「金持ちはこうあるべきだ」
みたいな思い込みを持っていると、
その思い込みからずれた金持ちを見ると、
その人の実力を認めづらくなります。
そして自分の世界観を守るために、
その世界観からずれた行動を
している人たちを批判しがちです。
(認知的不協和の解消)
先ほどから何度か出てきている
「認知的不協和」という言葉は、
簡単に説明すると、
「自分の認知している世界と、
ずれた世界を認知した時に発生する不快感、
また、それを解消させようとする行動」
と覚えておくと良いです。
(ちょいと理解しづらい言い回し
かもしれませんが、この説明で
覚えるのが良いと思います。)
まあこれは「ゲシュタルトのズレ」
みたいなものですね。
ゲシュタルトというのは、
自分が持っている概念。のことです。
少し複雑な話に
どんどん入ってきているかもですが・・
ただこのゲシュタルトを
正しく理解すると、
願望実現に向かって、
どんどん進めるようになります。
私たちの脳みそは、
その機能的に1つのゲシュタルトしか、
維持できないと言われています。
例えば錯覚画像のルビンの壺などは、
人の横顔に見えたり、壺に見えたり、
2つの物事が交互に見えてきます。
ですが私たちの脳みそは、
どちらか1つを認識することはできても、
両方を同時に認識することはできません。
私たちの脳みそは
「1つの世界観しか持てない」
というわけです。
そして私たちは自分が持っている世界観に
合わせて行動を決めて、生きています。
収入、働き方、恋愛、食生活、振る舞い方、
全て自分の世界観に合わせた選択です。
なので今よりも収入を増やしたいと思ったり、
今よりもモテたいと思ったら、
まずはこの脳内の世界観を
書き換えていく必要があります。
そしてこの脳内の世界観のことを、
私は以前から「情報世界」と呼んでいます。
だから情報世界を書き換えていけば、
脳が認識する世界の情報も変わって、
行動も変わって、自然と願望実現に向かって、
進んでいけるよね。ってことです。
この情報世界というものは、
親や友人、育ってきた環境など、
様々な要素が絡んで構築されます。
そして私たちは、
意識的にそれを書き換えていかないと、
育ってきた環境から刷り込まれた
情報世界に合わせて人生を作ります。
貧乏になる情報世界を作ってきていれば、
貧乏な大人になる可能性が高い。
というわけです。
モテない友人が多い環境にいれば、
モテない情報世界を構築されていて、
モテない行動や発言を取る可能性が高い。
ということです。
収入を増やしたり、モテるようになったり、
人生を自由に生きていきたいと思ったら、
まず脳内の古い情報世界を、新しい情報世界に
書き換えていく必要がある。というわけです。
そして今回の講義テーマ。
「成功したいなら、快適ゾーンを広げよう」
ということですが、
この快適ゾーンも脳内の情報世界です。
なので自分よりも成功している人、
自分よりも優れた結果を出している人を
見かけた時は、否定するのではなく、
その世界を認めたほうがいいんですよね。
今の自分の情報世界にこだわるのではなく、
自分よりも優れた結果を出している人が
存在している事実を認めた新しい情報世界を、
脳内に構築していくわけです。
そうすることで自分の快適ゾーンを
拡大することができ、
自分も相手と同じような実力を
身に付けられる可能性が高まります。
(「実力が身に付けられる」とは言っても、
寝て起きたら実力がついているわけではなく、
その実力を身に付けるために何かしらの
行動が必要になってきます。当たり前ですが。。
一部スピリチュアル系マニアを見ていると、
「待っているだけでも能力が高まる」
みたいに誤解している人もいる様子です。
さすがに待っているだけで英語が話せたり、
収入が増えたりすることはないです。
英語を話したいなら、英語を話す練習をしたり、
収入を増やしたいなら、増やす行動が必要です。
当たり前すぎることですが、
なぜが一部のスピリチュアルマニアの間では
「待っているだけで全てが思い通りになる」
と信じられていたりします。それは無いです。)
もしもあなたが今の生き方を抜け出して、
モテるようになったり、金持ちになったり、
夜景が見えるタワマンに住んだり、
高級車に乗れるようになったり、
会社に雇われずに生きていけるようになって、
平日の昼間から恋人と温泉旅行に行って、
遊んで生きていけるようになりたければ、
それを可能にする情報世界を構築して、
それに合わせて世界を認識できるように
してみてください。
(情報世界の書き換え方については、
過去企画で解説をしてきています。)
脳の快適ゾーンを書き換えていけば、
無意識の行動も変わってきますし、
脳が認識する世界も変化してきます。
今まで見えなかったチャンスが見えて、
今までだったらやらなかった行動ができて、
現実が実際に変化していきます。
今の世界観にこだわってしまうと、
いつまでも今の生き方を抜け出せず、
思い通りに生きていけなくなったりするので、
注意してみてください。
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